家を建ててから、住んでみないと分からない事ってたくさんありますよね。
「思ったより陽当たりが悪く部屋が暗かった」などはよく聞く後悔です。
陽当たりが悪いことで気分が落ち込んだりして、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は我が家も陽当たりについては後悔しました。
リビングは日中でも暗く、新築してから陽当たりの良い近所の家がうらやましく思う日々が1年ほど続きました。
そこで思い切って決めたのが「窓の増設」です。
リビングに窓を2つ増設しましたが、
結果的には大成功でした!
この記事では我が家が窓を増設した方法を、実際の写真とともに順番に解説します。
また記事の最後には掛かった費用と費用を下げるコツについても全て公開しますので、ぜひ最後までご覧ください!
そもそも窓は増設出来るの?
在来工法の木造住宅だけど、そもそも窓って増設出来るの?
「筋交い」が無い部分で、構造上の問題がなければできます!
「筋交い」とは下の写真に示す部分で、家の構造を補強する部材です。
この筋交いがある部分には基本的に窓は増設できません。
どうしてもこの部分に窓をつけたい場合は筋交いを取ります。
しかしその分違うところで補強しないといけないため、工事費用も大幅にアップします。
私は外壁工事の仕事で窓の増設をしたことがあったので、窓を増設することが可能ということは知っていました。
しかし、まだ新築の家にの壁に大きな穴を開けるのは、さすがに勇気がいります。
まずは、どのように増設するかを慎重に決めて、工務店の監督さんに確認を取ることから始めました。
増設したい場所を決める
写真の赤枠部分に増設をしたかったので、自分で図面を確認しました。
もちろん、分からない場合は図面を見ずに最初から工務店やリフォーム会社に相談しても構いません。
最初はできるだけ大きい窓を1個つけたいと思っていました。
幸いなことに筋交いは入っていませんが、真ん中に構造用の柱があります。
この柱は取ることが出来ないので、大きな窓はあきらめて、小さめの窓を2個つけることにしました。
理想の大きい窓は無理ですが、これなら何とか増設出来そうです!
ここまでを確認して、工務店の監督さんに要望を伝えました。
設計さんに構造計算をしていただいたところ、計算上は全く問題ないとのこと(良かった-)。
増設出来ることが分かったので、ここから具体的に窓の大きさや種類を決めていきます。
窓の寸法を決めて具体的にイメージする
希望の場所に窓を増設できることが分かったので、具体的に窓の大きさや種類を決めていきます。
ただし、横幅は柱と柱の間の幅なので、ここの寸法はおのずと決まってきます。
問題は縦の寸法ですが、既製品ではちょうど良い寸法の窓がありませんでした。
そこで、価格は2割ほどアップしていまいましたが、特注で縦の寸法を合わせることにしました。
元からある窓と高さが合っていないと、室内からも見ても屋外から見ても、違和感が出てしまうためです。
そして、増設した後のイメージを簡単に再現してみました。
再現した写真がこちらです↓
新聞紙を実際の寸法に切って貼るだけでも、かなりイメージがふくらみます。
そして、写真のイメージをより具体的に伝えるために簡単な絵を描きました。
ここまでしなくても工務店やリフォーム会社には伝わります。
しかし、新築の壁に穴を開ける重要な工事で失敗はしたくはなかったので、念のために描きました。
いよいよ工事開始
仕様も全て固まったので、新築時の工務店に依頼して、いよいよ工事開始です!
まずはクロスをはがして石膏ボードを切ると、柱と断熱材が見えてきました。
普段は見えないですが、この断熱材のおかげで部屋の温度が保たれているんですね~。
断熱材を全て取りました。
小さい柱(間柱)をカットすると、だんだん窓っぽくなってきましたね~!
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その頃、外の様子は・・・
前日に外壁(サイディング)をはがしておいたので、今は防水シートと構造用合板が見えている状態です。
防水シートがないと雨漏りの原因になるので、窓をつけた後はしっかりと貼り直します。
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そしていよいよ、壁を窓の形にくりぬきます!
キターーーーーーーーー!!!!!
この日は曇っていましたが、いままでなかった光が差し込んできてテンションが上がります!
2個目の開口も順調に開きました!
窓枠をつけて、窓とサッシが取り付けられました!
外から見るとこんな感じです!
最後は石膏ボードを貼り直して、次の日にクロス(壁紙)を貼ってもらい完了です!
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〈ビフォー〉
〈アフター〉
明るさはもちろんのこと、風通しもかなり良くなりました!!
〈外観ビフォー〉
〈外観アフター〉
外から見ても、最初から窓があったかのようにほとんど違和感がありません。
最初から窓をつけていれば全く苦労しなかったのですが、建ててから住んでみないと分からないことってたくさんありますね。
掛かった日数と費用について
工事の工程としてはざっくり次のようになります。
1日目 ・・・ 外壁はがし工事
2日目 ・・・ 窓設置(大工工事)
3日目 ・・・ クロス工事、外壁復旧工事
まとめれば2日ぐらいでも可能ですが、各業者さんが一緒になると作業しづらいので余裕をみています。
これから窓の増設を検討されている方は、工事の規模にもよりますが、工期は3日ほどはみておきましょう。
気になる費用はいくら?!
約28万円(税込)でした!!
この28万には、玄関ドアの網戸工事(約3.5万)も含まれているので、実際にはもう少し安いです。
しかし、新築時に最初から窓をつけておくと追加費用は不要だったため、痛い出費でした…。
費用の内訳はこちらから ↓
30万はかなり痛い出費ですが、部屋が暗いことで一生悩み続けるよりはマシです。
費用を安くするコツ 「リフォーム業者を比較すること」
僕がなぜ工務店に工事の依頼したかというと、単純に工務店の見積りが一番安かったからです。
リフォーム業者は、ネットで依頼して3社ほど比較検討しました!
価格を下げたいのであれば、価格競争をさせるために、複数社から見積りをとって比較するのは必須です。
比較をする際は、1社づつ探すのは時間も手間も掛かるので、ネットでまとめて申し込むのが便利です。
いろんなサイトがありますが、僕が特にオススメするのは下記の「タウンライフリフォーム」です。
タウンライフリフォームの何が良いかというと、条件に合った会社から、自分で依頼したい会社のみを選択できることです。
選んでいない会社から営業電話は来ないので安心です!
必要事項を入力するだけで、依頼できる会社が表示されますので、ぜひ試してみてください。
複数社からの見積りが取れたら、工務店も含めて見積りを比較します。
複数の業者に価格競争をさせて、最適な価格を見極めましょう!
まとめ
陽当たりが悪く部屋が暗くて悩んでいても、改善する方法はあります。
我が家は窓を増設したことで、実際にリビングも明るくなって、夏は網戸で風も取り込めます。
それだけで気分も明るくなるので、窓を増設して後悔は全くありません!
我が家と同じように陽当たりが悪くて悩んでる方は、窓の増設を検討してみてください。
きっと今よりも明るい気分になれますよ!
他にも、マイホームを今より快適にする方法はたくさんあります。
下記の記事では、快適に暮らすためのオススメ家具と家電を紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
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